アレルギーべんきょう会
アレルギーべんきょう会
幼稚園で年長組の子どもたちに向けて、絵本を通してアレルギーのお話をしてきました。
目的は、小学校に入学する前に、アレルギーについて知ってもらうこと。
読み聞かせに選んだ本は、アレルギーのことだけでなく、給食についても描かれている
「ピーナッツアレルギーのさあちゃん」
という絵本。
アレルゲンとなる食品については、
「食物アレルギーキャラクター図鑑」
の一部を使って。
読み聞かせ後は、子どもたちと一緒に、絵本の内容で大事なことをおさらいしたり、実際の給食で起きそうなことを寸劇で披露して見てもらったりしました。
子どもたち、とても真剣な顔で絵本を見てくれ、考え、学ぶところでは意見を出してくれました。
終わってからは、子どもの方から
「わたし、○○のアレルギーなんだ」
「わたしはアレルギーがあるのかなー?」
「手を洗わなきゃね」
等の声が聞けて、とても嬉しかったです。
子どもたちの頭や心のほんの片隅にでも記憶に残ってくれたら…という思いをちゃんと受け取ってくれたんだ!と、あたたかい気持ちになりました。
アレルギーと聞けば、怖いとか危ないといったイメージがあったり、何が何なのかすら分からなかったり、プラスの印象はないと思うんです。
でも、今回のおべんきょう会では、キチンと知れば、
「ただ怖いだけのことではないんだよ」
「給食を食べる時はみんなで気を付けよう」
が伝えられたんじゃないかな?と思いました。
園長先生や先生方からも良い感想が聞けて、ホッ。
幼稚園に「ピーナッツアレルギーのさあちゃん」の絵本を置いてもらえることになりました。
又、毎年このおべんきょう会を年長児に向けて開催する方向で、園長先生とも話ができました。
アレルギーについて、少しでも知ってもらいたい。
まずは、アレルギーに興味を持ってもらうこと。
周りが無関心では、どうにもならない。
アレルギーっこの親としては、伝えたいことは山ほどあるけど。
ホントは怖いことがいっぱいだけど。
でも怖い話ばかりで相手をビビらせてしまっては、始まらない。
まずは、アレルギーに耳を傾けてもらわなくては。
そんなわたしの思いがカタチになった、特別な一日となりました。
アレルギー普及活動の種まき、少しずつ広げていきたいです。